弁護士に質問した私の日常の疑問

私の日常の疑問を、弁護士等の専門家に質問して、教えてもらったことを、自分の言葉に直して、簡単に自分なりに紹介(解説)しています。

通常、法廷で傍聴人が寝ていたら、裁判官から退廷させられるのか?

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<質問の概要>


通常、法廷で傍聴人が寝ていたら、

裁判官から退廷させられてしまう
のですか?

 

 


<弁護士回答の概要>


昔、刑事事件の公判を傍聴していた人が、

裁判官から退廷を命じられていたのを見たことがあります。


いびきがうるさかったケースです。

いびきをかいていなければ大丈夫なのかは知りません。


裁判の進行に支障があると裁判官が判断すれば、

いびきをかいていなくとも退廷を命じられることはあると思います。

 

 

 

<私の考え>


裁判所法

第71条 (法廷の秩序維持) 

1. 法廷における秩序の維持は、裁判長又は開廷をした一人の裁判官がこれを行う。

2.裁判長又は開廷をした一人の裁判官は法廷における裁判所の職務の執行を妨げ、又は不当な行状をする者に対し、退廷を命じ、その他法廷における秩序を維持するのに必要な事項を命じ、又は処置を執ることができる。


・・・ということで裁判所法71条2項をもとに

裁判官には裁判の進行に支障があると判断すれば、

その原因になっている人を退廷させる権限があるということですね。


裁判官からの注意で済む場合もあると思いますが、一発退廷の可能性も高いと思います。


普通にうつらうつらと寝ていたり、

目をつむっている分には何も言われないと思います。



私も、2、3年ほど前に、とある刑事事件の傍聴に行った時のことですが、

(私一人しか傍聴している人がいなかった・・・たしか住居侵入・窃盗の判決を見に行った時のこと)

かなりほぼ眠っている状態で席に寄りかかって一人で傍聴していましたが、

黙って普通?にしている分には、何も言われませんでした。


しかし、さすがに傍聴人同士のひそひそ話はやめた方がいいと思います。

法廷は通常(刑事だろうが民事だろうが)かなり狭いですし、

音が響きます。

 

 

余談ですが、他にもよく刑事事件の傍聴に行った時に、

目の前で被告人が警察官に手錠外されたり・かけられたり、

裁判官から「有罪で懲役何年」とか判決言い渡されて

すごく悲しそうな顔をしているのに、

傍聴席にいる傍聴人が、

すごくみんな眠そうにうつらうつらして退屈そうにしている様子
を見ていると、

なんともいえないギャップを感じた記憶があります。


法廷の中に設置してある柵の向こう側(裁判やっている方)と、

こっち側(傍聴席)で世界が違うのだなとすごく感じました。




・・・・・・裁判傍聴に興味がある人へ

傍聴へ行く前に”裁判ってどんな感じ?”と少し予習が必要だと思う方向けの本をいくつか紹介します。

 

 

はじめての裁判傍聴 (幻冬舎新書)

はじめての裁判傍聴 (幻冬舎新書)

 

 

裁判を傍聴する前に読まれる本として一番お勧めなのが”はじめての裁判傍聴”ですね。

裁判官目線で裁判所への傍聴の仕方が簡単に書いてあります。(というか著者が元裁判官)

素人が書いた裁判傍聴日誌的な本よりかなり正確で分かりやすいです。

さらっと読めば裁判の流れは分かります。

 

 

 

 
あと”裁判中毒”も面白かったですね。もう、内容はうろ覚えですが・・・

著者は交通事故関連の裁判追っかけているジャーナリストです。

この本には別に交通裁判(無免許運転とか)に限らず、

著者がたまたま?傍聴した裁判に関して簡潔に書かれています。

私的には、裁判の流れ、裁判官と被告人のやりとりが淡々とかかれており

著者の個人的感情で脚色されておらず、

 

事件内容が正確で自分の頭の中でイメージしやすかった覚えがあります。

 

 

 

 

有名な本ですね。漫画、ドラマ、映画化しました。

著者が傍聴した裁判に関して詳しく解説はされていますが、

なかなか著者の個人的な考えが色濃く書かれております。

裁判にまでなった背景を、著者なりに思いを巡らせて、おもしろおかしく脚色している部分が多かったです。

なんだかんだ読みやすいですし、ところどころちゃんと刑法に関して解説があるので、

私は個人的に好きな本です。