弁護士に質問した私の日常の疑問

私の日常の疑問を、弁護士等の専門家に質問して、教えてもらったことを、自分の言葉に直して、簡単に自分なりに紹介(解説)しています。

借金をしている人が反対していても、勝手に誰かが、その人の保証人になることはできるのか?<保証人・連帯保証人>

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<質問の概要>


借金をしている債務者のために、自分がその人の

保証人 や 連帯保証人 に なりたい 場合、

借金をしている債務者本人の許可なく勝手になれるのでしょうか? 



というか 許可 どころか、債務者本人が、

自分の保証人になってもらうことに 反対 していてもなれるのですか? 



保証人になりたい人は、債務者本人が、

自分の保証人になってもらうことに許可を出さず、反対もしている場合であっても、


債権者 と保証契約を締結さえできればいいのですよね?

 

 


<弁護士回答の概要>


はい、そのとおりです。 



保証契約は、 債権者と保証人との間の契約ですから、債務者は関係ありません。



保証人がつけば、債務者の負担は軽減されますし、

債権者によっても債権を回収しやすくなりますので、

債務者の意思を重視する必要はないのだと思います。



民法462条2項は、

「主たる債務者の意思に反して、保証をした者は」という条文になっていますので、

債権者と保証契約を締結することは可能です。



ただ、保証債務を弁済した場合の、主債務者に対する 求償権 が、

主たる債務者が、現に利益を受けている限度においてのみしか、

認められないこととなります。



以上参考までにお願いします。

 

 

 

<私の考え>


要は、友達が借金していて、助けてやりたいと思って、

「俺がお前の保証人になってやる!」と言って、

友達から「お前の世話にだけはなりたくない」断られても、

友達が借金をしている人(債権者)に直接交渉して、

保証契約を結べば、保証人だろうが連帯保証人だろうが、なれるわけです。




しかし債務者の代わりに保証人になった人が、

実際にお金を債権者に返した後で、

お金を返した保証人は債務者に、

「私が代わりにお金返したからその分私にお金払って!」とは、

なかなか法律上言いにくいそうです。




債務者が頼んでもいないのに、勝手に保証人になってしまったからですかね?



ちなみに皆さん、すでに知っていることだと思いますが、

保証人より連帯保証人の方が責任は重いです。



具体的に言うと、保証人が、債権者から、

「本人の代わりに今すぐ金返せ」

といわれたとしましょう。



ただの保証人なら、

「ま、まってくれ!とりあえず債務者本人に請求してみて?」

と法律上拒めますが、連帯保証人の場合は拒めないことになっています。



話は戻りますが、一応法律上債務者の許可がなく、または、拒んでいても、

債務者のために保証人に 誰でも なれますが、

まず、なりたいと思う人はいないでしょう!!



そんな、他人の保証人になってくれるほど、

恩着せがましい人なんているんですかね?



あと、債権者と直接、保証契約を締結しないと、保証人になれないということは、

債務者から例えば「俺の保証人になってくれないか?」強く頼まれて、断りたいのに断り切れず

OKしてしまって書面にサイン等しても保証契約は締結されていないだろう・・・


と、今回の質問・回答から思うかもしれませんが、しかし、、、


債権者が債務者のそういった契約行為を 追認 (あとから認めること) したら、

保証契約は債権者に帰属することとなり、

有効に、債権者との間で保証契約が、成立したことになりますので、気を付けましょう。



債権者の立場なら100%追認しますので。



・・・今回は以上です。

ちょっと最後の話以外現実的にあり得ない話になってしまいましたね。

保証人に進んでなりたがる人なんて身内でもいませんよね、普通。

 

 

 

*** おすすめの本 ***

 

保証人『丙』物語

保証人『丙』物語

 

 

「保証人になってはいけない!」

皆さん一度は誰かから、そう言われて、心にその言葉を刻んでおきますが・・・

いざ、「ちょっとこの紙にサインして?」とか知り合いに言われたら、

ついサインしちゃうんじゃないですか?



その紙が契約書であって、保証人になる上での、いろいろな約束事が書かれているのに、

全く読みもせずにね・・・



あれよあれよという間に、サインひとつで保証人となり、

いつもの日常が非日常に変わっていく、今回紹介する本は、そんな物語を描いた本です。



軽快に書かれていておもしろいですし、読みやすくサクッと全部読めてしまいます。

登場人物も個性が強い人ばかりでした(笑)



どれだけ「知らない人」が「知っている人」に、

「知らない人」の“知らない”ということから生じる、

“不安”を都合よく利用されて、操られてしまうのか?

を、この本を読んで知ってもらいたいです。

もっと保証人がどれだけ怖いものか、知るべきです。