弁護士に質問した私の日常の疑問

私の日常の疑問を、弁護士等の専門家に質問して、教えてもらったことを、自分の言葉に直して、簡単に自分なりに紹介(解説)しています。

あやまって床に落とした自分の眼鏡を、ちょうど通りがかった人に踏まれてしまい、踏んだ人に声をかけようとしたら無視して逃げられたので、仕方なく警察に通報したらどうなるのか?<器物損壊罪>

 f:id:gimon15:20171026170905p:plain

 

<質問の概要>


“もしも“ の話ですが、

私がコンビニへ買い物に行った時に、

コンビニの店内で、

私がかけていた自分の眼鏡を、

誤って床(店内の通路)に落としてしまったとします。



そこへちょうど店内で私の前を通りかかった他のお客さんが

私の落とした眼鏡を踏みつけて壊してしまったとします。



それで「私の眼鏡を踏んで壊したお客さん」に、

一言(弁償してもらうように)声をかけようとしたら、

無視してダッシュして、その場から離れて、

店内から出て逃げていってしまったとします。



そして「私の眼鏡を踏んで壊したお客さん」が逃げた後に、

その場から私が警察に通報して警察を呼んだ場合、


警察はそのお客さんがどこの誰か特定するために捜査してくれて、

見つけたら器物損壊罪で逮捕とかしてくれますか?




眼鏡の弁償も通常被害者なら当然請求したいでしょうし、

弁償の請求に関しても警察は手伝ってくれますか?



実際にこのようなケースで、

警察はどんな対応をしてくれますか?



以上、よろしくお願いします。

 

 

 

 

<弁護士回答の概要>


状況からして、故意は考えにくいですので、

少なくとも器物損壊罪、つまり犯罪にはあたりません。



眼鏡が足元にあると分かっていて、

あえて踏んで壊すということは異常事態なので普通なら考えられません。



警察は刑事の問題を捜査するのが仕事であり、

質問の事例は警察の範疇の問題ではありません。

眼鏡を壊したお客さんを探す捜査はしてくれません。



弁償に関しても、

それも民事の問題ですので、

警察の範疇の問題ではありません。




眼鏡を壊したお客さんに弁償させたいのであれば、

自分で、自分の壊された眼鏡の写真などを撮影し保存して、

その証拠に基づいて、

自分で眼鏡を壊したお客さんを特定した後に、

民事訴訟を起こして請求するほかないでしょう。



以上参考までに。

 

 

 

<私の考え>


あくまで“もしも”の話ということで弁護士さんに質問しています。



警察は民事不介入。

つまり今回の事例では、

眼鏡を故意(わざと)で壊したということが警察に認められなければ、

犯罪としての立件はしてくれない、ということですね。

そして今回の質問のようなケースではなかなか故意が認められないと。



過失でも成立する犯罪はありますが、

器物損壊罪が成立するためには故意が必要です。



今回の質問のようなケースで、

警察に通報して現場へ呼んでも、

警察は、取り合う事案が、

故意によるものか?はたまた過失なのか?

ということを見抜く訓練を日頃の経験から積んでいます
ので、

警察の目から見たら今回のようなケースでは弁護士の言う通り、

「その客がわざと眼鏡を踏む理由がない、つまり間違って踏んだ可能性が高い」

とすぐに判断すると思います。

(故意の立証のしようもないですし、

故意が立証できなければ過失や無過失として事案を見るほかないでしょう)



そして事件(犯罪)ではないと分ければ、すぐに帰ってしまうでしょう。



弁償に関しても警察官は 民事不介入 と決まっているので、

頼んでも「眼鏡を踏んで壊したお客さん」がどこの誰か全く調べてくれず、

自分で特定するしかない、と。




もしも自分でなんとかして「眼鏡を踏んで壊したお客さん」を特定できたら、

最初は話し合いを試みて、任意で弁償してもらえるか頼みますが、

相手がシラを切った場合は、

民事訴訟を起こして強制的に弁償してもらうほかない、ということです。



まぁしかし、

コンビニの店内で、

自分以外の他のお客さんの足元に

眼鏡を落としてしまう方にも責任はあると思うので、

例え、民事訴訟で勝っても、

そんなに相手から弁償金は取れないでしょう。



また加えて裁判所が判決で出す弁償金額も眼鏡の 時価

(新品時の価値ではなく、壊された時の眼鏡の価値)

ですから、弁償金はさらに安くなるでしょう。



逆に訴えた方が損する可能性もあります。



ですから訴訟を起こさずに、

眼鏡を壊した相手と言葉巧みに穏やかに交渉して、

それなりに相手に任意で弁償してもらった方が得だと思います。

 

 



・・・でも、もし今回の質問のケースのように、

逃げても犯罪にならないのだったら、

実際に、他人の眼鏡を踏んで壊してしまった場合に、

相手の求めに応じずに無視して逃げる人もいるでしょう。




また、さらに開き直って

「眼鏡を店内の足元に落としたお前が悪いから弁償する必要なんかない」と、

言い出す人もいるでしょう。(一理ありますし)



まぁ世の中、何かあったらすぐに逃げる人の方が多いですし、

それに逃げる人の気持ちも分からないでもないから困りますね。



自分が眼鏡を踏んで壊した方なら、

「これくらいでぎゃーぎゃー騒ぐな、眼鏡を落としたお前が悪い!」って思いますし

逆に自分が眼鏡を踏まれて壊された方なら、

「逃げずに潔く謝って弁償しろよ!」と思いますし、

立場によって考え方は変わってしまうということもありますし、

難しいですね。



・・・という感じで今回の記事は以上です。



刑事で、犯罪としての立件が不可能でも、

民事で、交渉したり訴訟起こしたりしたら、

壊された物くらいは弁償してもらえる可能性はある!


ということだけは覚えておいてもらいたいです。



記事を読んでくれた人にとって、

何かの参考になればありがたいのですが・・・

 

 

 

*** おすすめの本 ***

 

エジプトのピラミッド (児童図書館・絵本の部屋―しかけ絵本の本棚)

エジプトのピラミッド (児童図書館・絵本の部屋―しかけ絵本の本棚)

  • 作者: フローレンスマルエホル,フィリップビアール,Florence Maru´ejol,Philippe Biard,岡田好恵
  • 出版社/メーカー: 評論社
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 大型本
  • クリック: 2回
  • この商品を含むブログ (2件) を見る
 

 

みんなに古代エジプトに興味を持ってもらうための本ですね。

古代エジプトについて詳しく知らない人のための、

入口みたいな感じの本です。




付録についている立体メガネをかけて読むと、

本の中の写真、スフィンクスやピラミッドが飛び出してきます。


今回の記事が眼鏡に関する記事だけにこういう本を紹介しました。



ピラミッドがいつどういった経緯でできたのか?

ピラミッドがいつから調べられるようになって、

現在どのように扱われているのか、など

ピラミッドの歴史に焦点がしぼられていますね。



確か、

ピラミッドの中に古代エジプト文字でいろいろ壁に書かれていますが、

その中に

ピラミッドを作った人たち(労働者)の出席簿が書いてあったらしいですね。

奴隷を使っていたわけではなく、

ちゃんと人を雇用してピラミッドを作っていたみたいですね。



2001年の本ですが、現在読まれても面白い本だと思います。

私としてはこういうメガネかけたら飛び出す系の本は大好きです。

(特に恐竜が飛び出してくる本とか昔ありました)



自信を持っておすすめできる一冊です。