弁護士に質問した私の日常の疑問

私の日常の疑問を、弁護士等の専門家に質問して、教えてもらったことを、自分の言葉に直して、簡単に自分なりに紹介(解説)しています。何か感想があれば、ご自由にコメントしてください。

店で買い物した際に“お釣りの出ない商品券”を使用した場合に、それで戻ってこなかった差額分の“お釣り”は、もしも客が店に対して不当利得返還請求訴訟を起こしたら、客へ現金で戻ってくるのか?

 

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<質問の概要>


1000円の商品券を使用して、700円の買い物をした時に、

店員から、「これはお釣りの出ない商品券です」と言われた場合、

その商品券と買い物代の差額、

つまり、300円分の差額がお釣りとして返してもらえないですから、

その300円分は店が不当利得を得ていると、

いえるのではないのでしょうか?





その場合、

もし客が、店側に不当利得返還請求訴訟を起こした場合、

お釣りとして返ってこなかった300円分、

なんとかして、現金で300円返ってこないのでしょうか?




それともお釣りの出ない差額300円分は、

店にあげてしまった(無償で贈与した)ことになってしまって、


客が返還請求することは無理なのでしょうか?



以上、よろしくお願いいたします。

 



<弁護士回答の概要>


その使用した商品券の規約を確認する必要があると思います。

規約の内容次第だと思います。



あらかじめ、

使用してもお釣りが出ない旨、規約として定められている商品券であれば、

使用者(客)がその規約内容に 同意して 使用したものとみなされて、


戻ってこなかった差額分は 不当利得とはならず、

客は店に対して不当利得返還請求して差額分を取り戻すことはできません。



以上、参考までに。

 

 

<私の考え>


商品券の中でも、

たまに、使用してもお釣りが出ない商品券が存在しますよね?



ほとんどの商品券はお釣りが出るものばかりなので、

あまり気にする必要はないかもしれませんが・・・






あと今回、なぜこんな内容の質問を弁護士さんにしたのかというと、

(あらためて説明する必要はないかもしれませんが)

もし例えば、

スーパーやコンビニで700円の買い物をするときに、

お釣りの出ない1000円の商品券を使用した場合、

差額300円分返ってこなくて客は損した気分になりますから、



(まぁ、大抵、あらかじめ差額の損が出ないように、

1000円のお釣りの出ない商品券を使用する際に、

1100円ぐらいの買い物をして使い切るとは思いますが・・・)



その返ってこなかった差額300円分を、

“不当利得”、

つまり、「何の正当な理由もなく客が損して店側が得た利得」 とみなしてもらえるのならば、

民法703条に基づいて、



(詳しくは説明しないが民法703条には、

「不当利得を得た人は、逆に損した人に、その利得を返さないといけない」、という

“不当利得返還請求”について書いてある)



客が店に対して不当利得返還請求訴訟という訴訟を起こせば、

その請求が裁判所に認められて、

差額300円分を現金として取り戻すことが可能なのではないのだろうか?

と疑問に思ったからです。

 

 

 

 

ですが、しかし、やはりというか、

お釣りの出ない商品券には、

あらかじめ「お釣りは出ません」という内容の規約が

定められている場合が多いので、

(大抵、商品券の裏側に規約が書いてあります)

そのような商品券を使用する際には、

客は、その規約に同意して商品券を使用したものとみなされて、

店側は客から不当利得を得たことにはならないらしいです。

(客の同意のもと、差額分を店が得たので、正当な理由がある、とみなされる)



なので、客は店に対して、

差額分の不当利得返還請求はできないみたいですね。。。。






・・・・・ということで今回の記事は以上です。