弁護士に質問した私の日常の疑問

私の日常の疑問を、弁護士等の専門家に質問して、教えてもらったことを、自分の言葉に直して、簡単に自分なりに紹介(解説)しています。何か感想があれば、ご自由にコメントしてください。

貸した物を返してくれないので、返還請求訴訟を起こしたが、相手がすでにその“貸した物”を処分してしまっていた場合どうするべきか?<民事訴訟、所有権に基づく返還請求>

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<質問の概要>


相手(自分の友達など)が、私が貸してあげた“物”を返してくれないので、民事で返還請求訴訟を起こしたが、

あとから相手が、

私が貸した“物”を処分したりして(紛失、誰かにあげてしまった、捨ててしまった)

手元に持っていないことが発覚した場合、どうしたらいいのでしょうか?




以上、よろしくお願いいたします



 


<弁護士回答の概要>


相手が貸した“物”の返還が不可能な場合は、

相手に対してその物の時価相当額の損害賠償金の請求の訴訟を起こすことができます。



最初に貸した“物”の返還を求めると同時に一緒に、

将来返還が不可能な場合を想定して、

あらかじめ賠償請求訴訟も提起しておいた方がいいでしょう。



以上、参考までに。

 

 

<私の考え>


弁護士回答に補足すると、

貸した“物”の返還請求“しか”裁判でしていなかった場合、

相手(被告)が貸した物持っていなかったら

例え原告の返還の主張が認められて、判決出ても、

原告はどうしようもないので、

また別にその貸した物の賠償請求訴訟を起こさなくてはいけないので、

二度手間になるということですね。




それではちょっと今回の質問の内容の説明をしていきます。



今回の事例は、自分の“物”を人に貸したけれども、

返してくれないので仕方なく返還請求訴訟を起こした場合の話
ですね。



この場合“所有権に基づいて”返還請求していくことになりますので、

「自分に所有権のある物を貸したのだが、相手が期間すぎても返してくれない」

ということを裁判で主張して、

証拠を使ってその主張を立証していくことになります。



それでその主張が裁判で認められそうだが、

あとから、実は、

相手(被告)の手元に貸した“物”がなかった、ということが発覚したが、

そのまま、返還の判決が出てしまった場合、

どうするか
というのが今回の質問です。

 

 



余談ですが、

相手が貸した“物”を持っていない場合といいますが、

紛失ならある程度仕方ないですが、

誰かにあげてしまった、捨ててしまったというのなら、

一応犯罪ではありますが、

民事裁判では原告が被害届でも出さない限り、

さして問題にならないので、

民事上の問題だけに着目して話を進めていきます。



それで、さっきの質問内容に関しての続きですが、

そのまま返還の判決が出てしまった場合は、

判決に基づいて強制執行をしたとしても、

相手が持っていないものを取り上げることはできないので、(空振りに終わる)


仕方なく、通常もう一度改めて訴訟を提起して、

今度は賠償請求していくことになります。

2度手間となりますが。



だからあらかじめ最初に返還訴訟を提起するときに一緒に、

相手の手元に自分の貸した物がないことが、

後から発覚することを想定して、

返還不能になった場合の賠償請求訴訟も提起しておくべきでしょう。



まぁあくまで今回の記事は貸した物などの返還請求訴訟をする際の、

参考にしておいてください。



・・・今回の記事は以上です。

 

 

 

 

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