弁護士に質問した私の日常の疑問

私の日常の疑問を、弁護士等の専門家に質問して、教えてもらったことを、自分の言葉に直して、簡単に自分なりに紹介(解説)しています。何か感想があれば、ご自由にコメントしてください。

債権者が、債務者の保証人からお金を強制的に取り立てる場合、わざわざ裁判を起こす必要があるのか?債務者が債務不履行になっても簡単に回収できない?<人的担保は物的担保と違って面倒・・・なのか?>

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<質問の概要>


債務者が “担保” として、保証人を立てた場合の話です。



もし、債務者が債務不履行になった場合に

債権者が、債務者ではなく、

債務者が立てた保証人の財産を差押えようとする時には


(債務者に財産とかなさそうな時の話・・・)

債権者は一度その保証人に対して

裁判を起こして裁判所に審理してもらい、その上で勝訴しないといけませんよね?





債務者が債務不履行になったからといって

即、債権者が

債務者の代わりとして

債務者の保証人の財産を

裁判を通さずして

差押えできるわけじゃないですよね?




以上、よろしくお願いいたします。




<弁護士回答の概要>


はい、債権者は、

債務者のたてた保証人の財産を差押えたい場合、


その債務者の保証人に対して

裁判を起こして勝訴する必要があります。



以上、参考までに。




<私の考え>


そもそも一番はじめに話した

“担保” とは何でしょうか?



上手く言えませんが、「担保をとる」こととは

例えば、自分が誰かに金をあげて、

その貸してあげた相手が、金を返せなくなった場合に

裁判などを起こして、

金を貸した相手から直接財産をとりあげるかわりに

あらかじめ“かわりにとりあげるもの”を提供させることです。



その“かわりにとりあげるもの”が担保です。

あとから裁判を起こして債務者から財産をとりあげるより、

金などを貸す際に、あらかじめ相手から担保を提供してもらった方が、

貸した人にとって、

貸したお金の回収が、より確実なものになるでしょう。

 

 

 

担保には人的担保と物的担保の2種類が存在します。



人的担保とは、 債権者が債務者に、

保証人などの“人”を担保として提供させて

債務者が債務不履行になったら、

(例えば貸した金を返せなくなったら)

かわりにその保証人に返してもらう形式の担保です。



そして 物的担保は、

債権者が債務者の土地や家をあらかじめ

担保として提供させて

さきほどもいったような感じで債務者が債務不履行になったら

担保として提供させた債務者の家や土地の所有権を

債権者が取り上げる形式の担保です。





それで、物的担保は人的担保と違って

債務者が債務不履行になったら

債権者がわざわざ債務者に対して裁判を起こして勝訴しなくても、

裁判所に一言申告すれば、

“すぐに債務者の提供した担保(家や土地)を取り上げることができます。”


そして債権者が、家や土地を債権者から取り上げた後、

取り上げたそれらを、

裁判所を通して誰かに売ることによって、貸した金などの債権を回収します。



しかし人的担保の場合、

保証人から財産を取り上げて債権を回収するには


一度保証人に対して裁判を起こして審理する必要がありましたよね?




・・・そのように言うと物的担保の方が、

人的担保と比べて

裁判を起こして審理をする必要がない分

手間がかからなくて便利だと思われがちですが


先程もいったように

物的担保の場合はとりあげた家や土地を誰かに売らなくてはいけないので


(債権者は取り上げた家や土地を自分に所有権を移転させて、

そのまま全部自分の物にはできません

売った金が余ったら債務者に返さないといけないですし。。。)


結果的に物的担保をたててもらった場合も、

人的担保をたててもらった場合と同じく

それなりに手間がかかりめんどくさいです。

 

 

 

しかし、それでも人的担保よりも 物的担保の方が、

債権回収が確実にできると一般的に思われていますので

人気があるようです。



物的担保は、

債務者にあらかじめ家や土地を担保として提供させておけば

その担保となった家や土地を、

債務者は債務不履行前に

簡単には他の誰かに売ることができないので

債権者は担保をいつまでも確保することができます。



それに比べて、人的担保は、

保証人がいつまでも自分の手元に財産を持っている保証はないのです。

保証人が財産持っていなければ債権の回収のしようがありません。





・・・・・・まぁ大体言いたいことは言い終わりましたので、

今回の記事は以上です。

なにかしらの参考になればありがたいです。