弁護士に質問した私の日常の疑問

私の日常の疑問を、弁護士等の専門家に質問して、教えてもらったことを、自分の言葉に直して、簡単に自分なりに紹介(解説)しています。何か感想があれば、ご自由にコメントしてください。

コンビニの“700円くじ”を「レジが混雑している」とか「めんどくさい」とかいう理由で、店側が、買い物をした客に引かせなかったら、店側は実際に詐欺罪などの刑法上の罪に問われたりするのか?

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とある某チェーン店の、とあるコンビニ店舗の話なのですが

本部主導で

700円の買い物をするごとに1回ずつレジでクジを引いて

その引いたクジに描(えが)かれている

コンビニの商品を無料(タダ)で、もらえるという

フェアというかキャンペーンを数ヶ月に1回やっていることがあります。

 

(700円で1回引けますので、3000円買い物したら、4回引けますね)

 


しかし、そこのコンビニの店長やオーナーが

「昼時や、夕飯時などのレジが混雑している時間帯のときは

わざわざ客にいちいちクジを引かせなくてもいいから!」

と、雇っている従業員に指導していることがあるそうです。

 


まぁ、レジが

ひとりの商品を大量に購入したお客さんのために

ラッシュ時に停滞するのを防ぐようにするには

いたしかたのないことなのかもしれない、と思いますが。

 

 


しかし、700円くじの期間中に、クジ目的で

わざわざ、そのコンビニ店舗で買い物しに来ていた

客としては、たまったものじゃないですよね。

 


商品をたくさん買ったのに

店員にクジをスルーされたら

「なんで私だけクジを引かせてもらえないの?」とか思ってしまうわけです。

 


・・・・ということで

「クジを引けることを広告とかで、おもいっきりチラつかせて

いざ買い物に行ったらクジを1枚も引かせてくれなかった、というのは

“詐欺罪”になるのではないか?」

と思い、弁護士さんに今回質問してみました。

 


派手な「買い物したら700円につき1回クジを引けますよ~」

と派手に広告しといて

いざお客さんが、そのコンビニでクジ目的で

商品を大量購入したのに

クジを一切引かせてもらえなかったら

客としては

「だまされた・・・」と思うのも当然のことだと思いますので

こういうのは詐欺罪にならないかな~、と。

 

 


それで弁護士いわく

「客に、意図的にクジを引かせなかった店側が、

実際に詐欺罪に問われることはありません。

また他の刑法犯の罪に問われることもないでしょう」

・・・・とのことでした、ガッカリ。

 


理由としては、客自身がクジを引くことを目的として

コンビニで買い物をしていたとしても、

店側は、客がお金を払って購入した分の

店の商品はちゃんと引き渡しているので

客に一切金銭的な損害はない、とのことでした。

 


また、客観的に見れば

(客自身がどう思っていようとも、まわりから見れば)

客がクジだけを目的として

コンビニで商品を購入している、とも十分にいえない、

とも言っていました。

 


つまり、どんなにコンビニ側がクジの広告をして

客を店へと誘導していようとも

実際に客にクジを引かせる引かせないは、

店側の自由、ということになります。

 


店側としては、客が金を出した分の商品さえ

ちゃんとレジで渡していれば

べつにクジを引かせなくとも、客をだました、とまでは

言えない、ということですね。

この程度で詐欺にはならない、ってこと。

 

 


まぁそもそも詐欺罪っていうのは

故意(相手をだまそう、という気持ち)

を立証するのが大変難しく

なかなか警察としても事件化しにくい事案(罪)だと

昔から今まで、よく言われていますがね。

 


クジを引かせてくれなかった、というだけで

詐欺罪で警察はまともに取り合ってはくれませんが、

どうしてもはらわたが煮えくりかえりそうであれば

客の立場としては、そのコンビニ店舗にではなく

本部にクレームを入れてみるべきでしょう。

 


そのコンビニの本部に匿名でHP(ホームページ)の

問い合わせからクレームを入れれば、

一応そのコンビニ店舗に本部から

「こういうクレームがきていましたよ?」

と、口頭で注意くらいはしてくれますので

何もしないよりかはマシでしょう。

実名を出してクレームを入れれば

謝罪の返信だってちゃんときます。

 

 


あと、客が店の商品を購入したら(買ったら)

法的(民法)な理屈に当てはめると

客はクジを引く権利を得る・・・と、弁護士さんは言っていました。

 


それなのに店側が、買い物した客にクジを引かせなかったら

店側はその客に対して

クジを引かせる義務に違反した、として

債務不履行”になるかもしれない、とのこと。

 


ということは、

客はクジを引かせてくれなかった店側に対して

民事訴訟を起こして強制的にクジを引かせるように請求したり

クジを引かせなかったことに関して損害賠償を請求することだって

一応理屈上は可能だということです。

 

(たぶん後者の請求なら、もしかしたら認められる可能性はある)

 


まぁクジを数枚引けなかったぐらいで

民事訴訟を起こすとか現実的ではないですがね。

 


たいした請求内容でもないのに

費用だけがかかり、

訴訟を起こすことで赤字になるということもありえますが

そもそも客の請求が裁判で認められるのか

というのが、かなり微妙です。

 

 


・・・・とにかく、“700円くじ”のフェア期間中に

買い物をしたのにクジを引かせてくれなかったら

“その場で”店員にちゃんと

勇気を出して「クジを引けないのですか?」と聞いてみましょう。

もしかしたら、

その店舗のクジはすべて他の客に引かれてしまって

すでに終わってしまった可能性もありますが

単に、まだクジをやってはいるが

めんどくさいから引かせなかった、ということも多いと思います。

コンビニ店員は薄給で働かされていますし

仕事に対するモチベーション基本低いですので。

 


あと最悪なケースとしては

客に引かせなかった分のクジを、客が帰った後で

店員が

「仕方ねーな、俺が代わりに引いておいてやるぜ!」

みたいな感覚で、何枚かクジを抜き取って

自分のポケットに当たり券だけつっこむ奴もいます。

大学生バイトとかに多いですね、そういう人。

高校生バイトはビビって意外とそういったリスキーなことはしませんが

大学生のバイトになると、

頭を使って、うまくレジ側の防犯カメラにうつらないようにして

コッソリそういうことしますね。

しかも、バイトの同僚に見つかったら

「お前も1枚どう?」とか言ってまわりを巻き込もうとして

共犯にしようとする、迷惑きわまりない。

 

 

 

*** おすすめの本 ***

 

 

まんがコンビニスーパーバイザー24時間

まんがコンビニスーパーバイザー24時間

 

 

 漫画でSV(スーパーバイザー)

つまりコンビニの本部の正社員の人の仕事が描(えが)かれています。

 

 

SVとは担当の地区を任されて、その地区にある系列のコンビニとの

やりとりをまかされていて

「どんな商品を店においてもらうか?」とか

そういう話し合いを店長達と毎日根気よくする人です。

 


この漫画内だと店長達といろいろもめたりしても

最終的になんとか美しくわかり合っていますが、

現実には・・・

まぁたとえばの話で、極端の例をあげると

SVからコンビニの店長(または店のオーナー)に

「おにぎりと中華まんとパンの値引きセールがこれから始まるので

全部数百個ずつ発注してくださいね?」

とか頼んできて、店長側が

「こんなもん、そんなに発注しても全部廃棄になるわい

てめぇのフトコロから金出すんじゃなくて

俺のフトコロから金出して仕入れなきゃならねぇんだぞ!

今すぐ俺の店から出て行け!!」

とかいってSVの要求をすべて断固拒否した場合には、、、、

本部から様々な陰湿な嫌がらせを受けることになるでしょう。

 


私が実際に見たかぎりでは

 

① ある日突然、商品の登録の仕方がおかしいと、不正会計の疑いをかけられたり、

 

② 本部の人間が3、4人できて、ひたすら店長を

数時間ネチネチと説教し続ける。

 

③ また、ロイヤリティ(本部への上納金)を上げる話をしきりに出されたり

 

④ 本部の人間が客を装って、HPから店長の接客態度について

クレームを入れて、「こんなクレーム来てましたよ!」と

自作自演で店長を責める。。。

 

・・・・とかですかね。まぁこれらは序の口ですがね

 


まぁやはりひどいのは、いろんな部分で本部から店への援助が

じわじわと削がれていくことですかね。

本部の言うこと聞かないと意地悪しちゃうぞ?ってな感じで。

 


なので、各コンビニの店長さん達は

SVとは、お互いに妥協点を探り合って打ち合わせをして

 

(SVも本部の使いなのでまったく収穫なく手ぶらで帰れないし

店長側も無理難題はさすがにのめない)

 

心の中では、お互いに「あの野郎・・・」と思いながらも

表面上は怒らずに日々やりとりしているわけです。

まぁたまにキレて、イスとか壁を蹴っていますが。