弁護士に質問した私の日常の疑問

私の日常の疑問を、弁護士等の専門家に質問して、教えてもらったことを、自分の言葉に直して、簡単に自分なりに紹介(解説)しています。何か感想があれば、ご自由にコメントしてください。

従業員が仕事中に会社の備品を壊してしまい、全額弁償を求められた場合に、どのように主張して請求される弁償額を減額してもらうべきか?

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従業員(社員)が会社で仕事中に、

会社の高価な備品・仕事道具を誤って壊してしまった場合に

会社から「全額弁償しろ!」と言われることもあるかと思います。

 


ブラックとかではなく、田舎の中小企業の会社であれば

普通にあり得ることです。

 


それで「払えませんよ!」と反論しても

会社から

「なら今すぐクビにしてやる!

そして、そのあと訴訟起こして全額請求してやる!」

とか言われて

会社を追い出されて

ガチで損害倍請求訴訟を起こしてきたら、

どのように対処すればいいのか?

ということについて今回話していきたいと思います。

 


・・・もう一度言いますが、

地方のワンマン工場へ行けばリアルで起こりえる状況です。

というか似たようなことが私自身の話ではないが実際にありました。

 

 


それで訴訟、、、、今回の事例で言えば、

たとえば

会社から、その(元)従業員が民事訴訟を起こされて、

会社側は

「お前は仕事中に会社の100万円の備品を

過失で壊したから全額賠償しろ!」

と裁判の中で言ってくるわけです。

 

 


従業員側としては、不注意で自分が会社の備品を壊してしまったことは事実なので

それ自体は認めるしかないのですが、

備品の 弁償額(損害額100万円) については

十分に会社側と争う余地はあるでしょう。

 


というか、裁判を起こされても

会社側の言っていることをそのまま、うんうん認めていたら

会社側の請求が全面的に通ってしまい

裁判所も、

「従業員は会社に対して、備品100万円分全額賠償しろ」

という判決を出さざるおえなくなってしまうので

弁償・賠償の金額については

従業員側に多少なりとも不満があれば当然に

「いくらなんでも100万円全額の弁償なんてありえねーだろ!」

と反論して争うべきです。

 

 

それで、どのようにして

従業員側が会社側と弁償額を争うのかというと、、、

 

① まずは、従業員側が会社側に対して、

「そもそも壊してしまった会社の備品が本当に100万円もするものだったのか?

会社側が、その備品の購入時の見積書やレシートを提出して

100万もしたという証拠を出して証明してみろ!」

と裁判の中で言ってみるべきでしょう。

 


仮に本当に100万円もするものだと証明されたとしても

壊された時は、新品でもなければ間違いなく

経年劣化で購入時よりも値打ちが下がっているでしょうし

そのことも考えて時価で計算すると

相当、破損時の備品の値打ちは下がっていると思われるので

その分弁償額も下がるべきでしょう。

あくまでも賠償は破損時の時価でなされるべきなので。

 

 


② また、備品の破損に関して、従業員だけではなく会社側にも

落ち度(過失)があったということも考えられる場合もあると思います。

たとえば従業員に無理な作業を命じていたり

適切に休憩時間をとらせていなかったりして疲れて

手元が狂って備品を壊してしまった、ということもあるでしょう。

このような事情が思い当たるのであれば、これもまた裁判の中で

従業員側は積極的に言ってみる(主張する)べきでしょう。

 

 


③ あとは、会社がその壊された備品に関して

壊れた時のことを考えて事前になにかしらの保険に入っていた場合、

(これはなんとかして会社側に確認すべきですね・・・)

全額従業員に負担させて弁償させなくとも

損害の大部分をその保険を使って補償すればいいわけであって

会社側が渋ってその保険を使いたがらないのであれば

そのことについても裁判の中で言及していけばいいでしょう。

 

 

 

 

 これらのことを裁判の流れの中で、

ちゃんと従業員が会社側に対して反論として主張していくことができれば

弁償額が0円にまではなかなかならないにしても

かなり当初の請求額から減額された金額の弁償額(賠償額)の判決を得られると思います。

 


なので、従業員が仕事中になにかやらかしてしまっても

意図的にやったわけでもなければ

全部自分が悪いと思いこむことはやめて

雇っている会社側にも責任があるんだ、そこも追及していこうという

反骨精神を多少は持ちましょう。

 


とにかく、もし今回のような件で

会社から民事訴訟(民事裁判)を起こされて

内容でも金額でも争おうとする意思があるのであれば

まずは最低限、呼び出された裁判期日にだけは、しっかり出席してください。

それができなければ書面で自分の主張くらいは裁判所に出しといてください。

でなければ、

会社の言ってきた請求を、全部認めたことになってしまって

裁判が始まって早々、そのまま要求通りの判決が出てしまいますので

それだけは避けましょう。

 

 

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 分かる人(というかブラック職場経験者)には、

就職した職場の雰囲気で直感的に

ダメな職場か、いい職場かが分かり、

ダメな職場だと判断したなら

ひどい目にあう前にサッサといくか、即逃げていきます。

その磨かれた判断力・行動力だけは敬意をはらうべきだと思います。

いまさら職歴を汚すことなんて一切気にしないって感じなんでしょうか。

腐っている職場で我慢して耐えることがどれだけ無駄なことか、よく理解している。