弁護士に質問した私の日常の疑問

私の日常の疑問を、弁護士等の専門家に質問して、教えてもらったことを、自分の言葉に直して、簡単に自分なりに紹介(解説)しています。

自分が何かしらの事件に巻き込まれた際に、その事件の目撃者に、自分の証人になってもらうように金や物をあげて頼み込むのは犯罪でしょうか?<証拠隠滅罪、虚偽告訴罪、偽証罪>

 f:id:gimon15:20171220020803j:plain

 

<質問の概要>


自分が、何かの事件にまきこまれた際に

その事件を現場(その場)で目撃していた人に

自分の目撃証人になってくれるように頼むのは

なんの犯罪にもなりませんよね?




また、たとえ

お金とか物をあげて目撃証人になってもらうように頼んでも、

これも問題ないですか?




以上、よろしくお願いいたします。





<弁護士回答の概要>


(目撃)証人になって欲しいと頼むこと自体は

当然何の問題もないでしょう。




また、金・物をあげて証人になってもらったとしても

通常、特に犯罪にならないでしょう。

違法となる条文が思いつきません。



以上、参考までに。





<私の考え>


とりあえず目撃者にその場(事件現場)で見ていたことを

警察や、または裁判になったら裁判の中で

証人として証言してもらうように頼むこと自体や、

あとそのように頼む際に、

金や物をあげても法的に問題ないということですね。

(何ら犯罪にはならない)



まぁしかし実際に証人になってくれるように誰かに頼む際に

たとえ金や物をあげたとしても

そのことは証人になってもらう目撃者は当然として

頼んだ人も、

警察や裁判官にはそのことを一切話さずに黙っているのが普通でしょう。

犯罪にならないにしても。





あと、少し余談になりますが

頼む人の立場によって

証人になってくれそうな人への頼み方が違うでしょう。



たとえば自分がなにかの事件にまきこまれたならば

自分(頼む人)が

加害者になってしまいそうな立場、と

被害者となる立場に

わかれるでしょう。



なにもしていないのに自分が

犯罪の加害者に仕立て上げられそうなら

証人となってくれそうな現場の目撃者に

「私は事件現場でなにもしていなかった、ということを見ていたのなら

警察や法廷で証言してくれ」

と頼みますし、、、、、



逆に、

自分が誰かからなにか犯罪の被害を受けたのなら

「私がどのように加害者から被害を受けたのか証言してくれ」

と頼むでしょう。。。。。。





話は戻りますが、

現場にいた目撃者に自分の証人になってくれるように頼むにしても

その目撃者が現場で見ていた事実とは

違う事実を警察、または法廷で話すように頼んで

実際話させると・・・・・



つまり自分(頼んだ人)に一方的に有利となるような事実を

つくって話させること(嘘をつくこと)は理屈上犯罪となります。




頼んだ人と、頼まれた人(証人となる人)は、両人とも理屈上罪に問われるでしょう。



頼んだ人は、

(加害者の立場になった場合は)証拠隠滅罪の教唆犯

または

(被害者の立場になった場合は)虚偽告訴罪になりますかね。



証人となるように頼まれた人(事件の目撃者)は

頼んだ人と共犯とみなされるし

法廷でうその証言をすれば偽証罪



私の思いつく限りではこんなところですか。





なので目撃者に自分の証人となって

警察や法廷で証言してもらうように頼むにしても

事件現場で起こった“ありのままの事実”を

記憶にもとづいて

話してもらわなければならない
、ということです。





< 余談ですが・・・

あと、できれば

自分とは日常的に交流のない、

たまたま事件現場にいあわせた目撃者からの証言が欲しいところですね。

すごく価値がありますので、とてもいいです。


(自分の友人や身内の証言はあんまり信憑性がない、とみなされます。

当たり前ですが)


赤の他人の目撃者(証人)からの証言となれば

信憑性がかなり増します。

そういった人の証言には“証人になってくれるように頼んだ人”への

ひいき目があまりない、と思われるみたいです。





まぁ目撃証人の証言があからさまにウソだとバレバレだったり、

かなり証言に矛盾点が生じている場合でないと

実際に、

頼んだ人、頼まれた証人となる人は

罪にまでは問われないと思います。




しかし、警察や裁判官からの信用もなくなり

印象も悪くなりますので

確実に相手の有利に働きますので

やはりウソを言うように頼んだりするのはよくないと思います。

やめときましょう。





*** おすすめの本 ***

目撃証言の心理学

目撃証言の心理学

 

 
裁判とかでよく目撃証言の信ぴょう性

どーのこーの言われますが、これはその入門書です。




目撃証言に内容をしぼって分かりやすく

解説している本は、けっこう少ないと思います。



まぁ防犯カメラの映像とか、物的な証拠に比べて

目撃証言というのは所詮

人の記憶にもとづくものですから

あんまり証拠としての価値は無いんですよね、一般的に。




けれども殺人とかの重大な事件があった時に

証拠がたまたま殺人の現場を見てしまった人の

目撃証言しかない場合は

かなり重要な証拠として扱われ


(殺人以外では軽微な事件では電車内での痴漢事件でも

かなり重要視される)

その目撃証言の信ぴょう性が問われます。



そのため、たまたま事件を見かけてしまった人は

何度も、

いつ、どこで、誰が、何をしていたのを見たのか?

根掘り葉掘り

裁判官やら検察やら(または警察)に聞かれて

事件の目撃者の証言(というか記憶)にブレがないか

確かめられます。



この本も目撃証言に関して「人の記憶」に着目している感じがします。



とにかく写真も多用されて読みやすく、おすすめです。

今から14年ほど前の本ですが、現代でも十分参考になります。